携帯電話・スマートフォン機種を「新規一括0円」で購入する場合、確かに本体の代金は0円・無料で購入できますが、実際の契約には「本体代金以外」の料金が掛かるケースがあります。
契約時に必要な代金はショップによって、契約形態によって異なります。ここでは一般的なショップ購入で必要となる可能性がある「新規一括0円購入時に掛かるお金」にまつわる解説をします。
【事務手数料】
ほぼすべての新規回線契約において、キャリアの「事務手数料金」が発生します。2014年4月現在、新規契約での手数料は3000円(税別)程度となっています。この手数料は電話回線の利用料金の最初の請求時にまとめて支払うことになり、その場で支払うケースはほとんど無いはずです。
【頭金】
ショップによっては本体代金とは別に、「頭金」と呼ばれる手数料を請求されるケースがあります。この制度は主にドコモショップで行われていることが多く、機種によって異なりますが3000~5000円前後が上乗せされることがあります。
【オプション・コンテンツ代金】
本体代金を0円まで割り引く代わりに、毎月数百円程度の有料オプション・コンテンツへの加入が必須条件となるケースがあります。オプション加入が設定されている場合、多くは毎月利用料金に加算して請求がされます。コンテンツの数が少なければ数百円~1000円程度、条件が多く付く案件では10000円以上の費用が発生することもあります。
【付属品購入】
最近のスマートフォンでは、充電のために必要なACアダプタがセットになっていない製品があり、初めて端末を購入するためには充電器の購入が必須となる場合があります。必ずそのショップで付属品を購入しなければならないというわけではありませんが、すぐに使用したいと考えている場合はショップで充電器・ケーブル・メモリーカード・保護ケース・フィルムなどを購入する代金が必要となります。
【初期設定費用】
スマートフォン機種の場合、本体にさまざまなアプリをショップでインストール・初期設定を代行してくれる有料サービスを提供しているところがあります。サービスの内容にもよりますが、高額な設定費用を請求されるショップもあるため注意が必要です。
*初期設定を無料で行ってくれるショップもあります。
以上、「新規一括0円」で本体が購入できる場合でも、店頭で費用が全く発生しないケースもあれば、初期代金が必要なケースもあります。本体が0円だからといって財布を持たずに契約できる、というわけではありませんのでご注意下さい(身分証明書などの書類も必要となります)。