携帯電話の販売情報を見ると「実質0円」「MNP一括0円」「機種変更一括0円」、そして「新規一括0円」といった広告があることに気付きます。これらはすべて「0円」とは書かれているものの、実際に負担する費用が大きく異なる場合があり、おトクさが異なります。
この中で「新規一括0円」とは、「そのキャリアで新しく電話番号を取得・携帯電話回線（あるいはデータプラン回線）を契約し、その際の本体購入代金が0円で提供されるもの」として当サイトでは扱います。
他社ですでに回線を持っており、その番号を維持したまま新しいキャリアで契約するものは「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」と呼ばれます。ショップによっては「MNP新規一括0円」と表記するケースがありますので、「新しく電話番号を取得する」ものとは異なります。この2つの違いには注意しなければなりません。
また、「実質0円」というのは本体の代金が分割支払い（たとえば2000円×24ヶ月＝本体代金48000円）になっており、特定のプランに加入すると毎月2000円分の割引が受けられ、月々の支払いで「本体の分割代金(2000円)-割引額(2000円)＝0円」となるものを指します。
実質0円だからそのセールが高い、とは一概には言えませんが、同じ割引が適用されるなら「実質0円」よりも「新規一括0円」の方が月々の利用料金が安くなっているはずです。
一般的な価格の優遇は2014年3月時点で
MNP>新規契約＞機種変更 、となっており、MNPが最上位です。すでに電話回線を持っており、キャリアを変更移動できるならばMNPのセール情報を利用するのが有利ですが、新しく回線を持ちたい場合は「新規一括0円」がお買い得なケースが多くなります。
セール情報を探すときには「0円」の表記だけを見るのではなく、それが上記で挙げたどの「0円」販売情報なのかをしっかりと見極めてください。
